
『騒音のリリシズム/静寂のプロパガンダ』
あるいは前衛と対立するとされたアメリカ実験音楽の音楽家たちと、その異端的継承者である幾人かのノイズ・ミュージシャンがヒントを与えてくれてくれるかもしれない。本ライブは、伏見瞬と灰街令によって行われる。わたしたちは昨年にもジャパノイズとアンビエントをテーマにライブを行った。これはその続編とも言えるものとなるだろう。 音響は灰街令のモジュラー・シンセサイザーの導入によりよって狂騒的に、そしてその構築は伏見瞬のラップへの批評的および身体的関心によってよりリリカルになるだろう。
これは声と声にならないものの再定義の試みである。騒音の中のささやかな欲動に、沈黙の中の大いなる力能に、耳を澄ます時が来た。前衛は何度でも甦る。
追記(8/4) 出演者の伏見瞬が新型コロナウイルス感染症に罹患したため、本ライブは、両者によって作り上げられたコンセプトを元に、灰街令単独で行われます(既にチケットを購入した方に対しては希望があればキャンセル手続きと返金を行なう旨をメールでお伝えしております)。 具体的には、伏見瞬によるラップ/リーディングのパートを、そのアイデアとリリックに対して、灰街令による解釈と詩作を付け加える形で、灰街令が担当することになります。 オシレーター、声、言葉をマテリアルとした「一つの補綴された身体による電気工学的対位法」を通し、騒音のリリシズムと静寂のプロパガンダを実践します。
https://sloth.salon/日時:2022年8月6日(土)20時〜21時(開場19時30分〜)料金:一般2500円、SLOTH会員2000円チケット購入はこちらhttps://peatix.com/event/3303156/viewFujiko
【アーティストプロフィール】

灰街令 (Rei Haimachi) 作曲家/音楽学研究者/(モジュラー) シンセサイザー奏者「特定のsound-Umweltにおける静寂と騒音の分節に対するre(de)-composition」をテーマにコンテンポラリークラシックと電子音楽の分野で音楽活動を行うほか、アメリカ実験主義音楽に影響を受けた日本の音楽を研究している。

伏見瞬(Shun Fushimi) ボイス/音楽家/批評家/作家批評家/ライターとしての執筆業/編集業のほか、声やギターを使用したパフォーマンス活動を行う。形式/様式は多岐にわたるが、言語活動に対する興味・関心・執着は一貫する。著書に『スピッツ論 分裂するポップ・ミュージック』(イースト・プレス)、旅行×批評誌『LOCUST』編集長。
・デザイナー、アパレル、動画配信などクリエイター向けのコワーキングです。
法人のご契約だけでなく、フリーランスさん・リモートワークのご利用や学生さんも大歓迎!
・デザイン事務所プロデュースの拘りの内装 イメージカラーは「ホワイト」
日中は日が差し込み明るく、夜はムーディーな二面性のある空間です。
協力:SSAADN
主催:A&ANS