SLOTH

【Library_Archive】和多利塾オープン講座「アートの未来 “null2とは何か?”」落合陽一登壇

【Library_Archive】和多利塾オープン講座「アートの未来 “null2とは何か?”」落合陽一登壇

2026.05.23Report

SLOTHの中でも、本に囲まれたライブラリーにて、
和多利塾オープン講座
「アートの未来 “null2とは何か?”」を開催した。

SLOTH Libraryは、知識と感性が交差する、
クリエイティブで洗練された空間だ。

当日は、120インチの大型プロジェクターを用いてビジュアルを投影しながら、
空間全体を使った没入感のあるトーク体験が50名という大規模な参加人数の中で展開された。

ゲストにはメディアアーティストの
落合陽一 氏を迎え、
EXPO 2025 大阪・関西万博 のシグネチャーパビリオン「null2」を題材に、
アート・テクノロジー・文明の関係性を読み解いく。

空間とビジュアルが思考を加速させる

今回の講座では、言葉だけでなく、
プロジェクターに映し出されるビジュアルとともに思考が展開されていた。

本棚に囲まれた落ち着いた空間と、
ダイナミックな映像表現。

そのコントラストが、情報の理解にとどまらず、
“体験としての理解”を生み出していたのが印象的だった。

万博という“装置”から問い直す、人類と進歩

講義の冒頭で提示されたのは、
「文明は進化するが、人類は進化しない」という視点。

AIやテクノロジーが加速する現代において、
この問いはよりリアルなものとして響く。

SLOTH Libraryという、思考に集中できる環境だからこそ、
その言葉は一過性の情報ではなく、
それぞれの中に残る問いとして立ち上がっていた。

「null2」と“読む”ようなアート体験

後半では、「null2」の思想と構造へ。

記号や物語、時間といった枠組みを手放し、
“ヌル”へと回帰する発想。

さらに、オーケストラや能・狂言といった日本的要素、
そして三重構造による多層的な体験設計。

それらは、スクリーンに映し出されるビジュアルとともに語られることで、
より立体的に理解されていた。

思考と実装、そして“向き合い方

「頭の中で設計したものは面白くない。実際に作り、美しくしていく」

この言葉が示すように、
アートは思考だけで完結するものではなく、
実装との往復の中で立ち上がるものでもある。

さらに、「アートとは何か」という問いに対しては、
“世界との向き合い方をひとつ決めること”という定義が提示されていた。

その言葉は、ライブラリーという
「考えるための場所」において、より強く響いていたように感じた。

そして最後の質問コーナーでは、参加者50名それぞれが考えるアート、そこから繋がるビジネスなどを落合陽一氏に問い、それにプラスアルファした回答などを繰り広げ、ライブラリーを中心にクリエイティビティが広がっていた。

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